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作成日:2025/08/03
PowerBIサービスを有料でITに詳しくない個人が使ってどんなメリットがあるか

(私の問い)
PowerBIを無料版ではなく、最低限のPro版を有料課金で利用するとPowerBIサービスが使えるようになりますがPowerBIサービスはどんな活用方法がでありますか。あくまでITに詳しくない個人レベルでお願いします。

(Geminiの回答)

Power BIのPro版(有料)を契約すると使えるようになる「Power BI サービス」は、一言でいうと「作成したデータ分析レポートを、もっと便利に活用するためのオンライン基地」のようなものです。ITに詳しくない方でも、そのメリットを十分に活かすことができます。

無料版のPower BI Desktopが「レポートを作る場所」だとすれば、Pro版のPower BI サービスは「作ったレポートを共有し、自動で更新し、いつでもどこでも見られるようにする場所」とイメージしてください。

具体的に、個人レベルでどのような活用ができるか、いくつかのシナリオでご紹介します。


 1. 家計簿・資産管理を「見える化」して家族と共有する 📈

 Excelで家計簿をつけているけれど、入力するだけで見返すことが少ない、夫婦で状況を共有しづらい、といったことはありませんか?

  • 活用方法:

    1. まず、いつものようにExcelで家計簿のデータを作成します。

    2. Power BI Desktop(無料版でも可)でそのExcelファイルを読み込み、月々の支出推移、費目ごとの割合などを分かりやすいグラフにします。

    3. そのレポートをPower BI サービスに発行(アップロード)します

    4. 【ここがPro版の強み】 作成したレポートや、特に見たいグラフだけを集めた「ダッシュボード」を、家族(パートナーなど)に共有します。共有された側もPower BIのアカウント(Proライセンスが必要)があれば、Webブラウザやスマホアプリでいつでも最新の家計状況を確認できます。

    5. さらに、データソース(元のExcelファイル)がOneDriveなどのクラウド上にあれば、データの自動更新を設定できます。これにより、Excelを更新するだけで、Power BIのグラフも自動で最新の状態に保たれます。

  • メリット:

    • お金の流れが直感的にわかるようになる。

    • 夫婦間で「今月は使いすぎかも?」といった意識をリアルタイムで共有できる。

    • スマホアプリでいつでも手軽に確認できる。


 2. 趣味のデータを分析して仲間と楽しむ ⚾🎮

 好きなスポーツチームの試合結果、個人のトレーニング記録、オンラインゲームの戦績など、記録しているけれど自分だけで見ているデータを、もっと楽しんでみませんか?

  • 活用方法:

    1. 試合結果や個人の成績などをExcelやスプレッドシートに記録します。

    2. Power BIで勝率の推移、対戦相手別の成績、特定の条件下でのパフォーマンスなどを分析し、グラフ化します。

    3. Power BI サービスに発行し、特定の友人・知人だけに共有します。

    4. レポートのURLを共有したり、「ワークスペース」という共同作業スペースに招待したりすることで、仲間内でデータを囲んで楽しむことができます。

  • メリット:

    • 趣味のデータがリッチな分析レポートになり、新たな発見がある。

    • 仲間と共通の話題で盛り上がれる。

    • 自分の成長や記録を客観的に振り返ることができる。


 3. 学習や目標達成の進捗を管理する ✍️⚖️

 資格の勉強時間、ダイエットの体重記録、ブログのPV数など、目標達成に向けた日々の記録を管理し、モチベーションを維持するのに役立ちます。

  • 活用方法:

    1. 日々の学習時間や体重などを記録したデータを用意します。

    2. Power BIで目標達成率、週ごとの平均、前月比などをグラフにします。

    3. Power BI サービスに発行し、自分専用のダッシュボードを作成します。

    4. 便利な機能】 「データアラート」機能を使い、「体重が目標値を下回ったら」「月の勉強時間が目標に達したら」といった条件で自分にメール通知を送るように設定できます。

    5. スマホのホーム画面にPower BIアプリのショートカットを置いておけば、いつでもワンタップで進捗を確認できます。

  • メリット:

    • 日々の頑張りがグラフで可視化され、モチベーションが維持しやすい。

    • 目標達成時に通知が来ることで、達成感を得られる。

    • スマホで手軽に進捗を確認できるため、習慣化しやすい。


 4. フリーランス・個人事業主の簡易的な売上管理 💼

 小規模なビジネスを行っている場合、毎月の売上や経費の状況をリアルタイムで把握するのは意外と大変です。

  • 活用方法:

    1. 売上や経費のデータをExcelなどで管理します。

    2. Power BIで、月次売上推移、主要取引先別の売上、経費の内訳などを可視化します。

    3. Power BI サービスに発行し、データの自動更新を設定します。

    4. これにより、Webブラウザやスマホアプリを開けば、いつでも最新の経営状況をダッシュボードで確認できるようになります。外出先で急に過去の売上データを確認したくなった時などにも便利です。

  • メリット:

    • ビジネスの状況をリアルタイムで直感的に把握できる。

    • 手動でレポートを更新する手間が省ける。

    • 場所を選ばずにデータを確認でき、迅速な意思決定につながる。

このように、Power BI サービスは、専門家でなくても「データを共有し、自動化し、いつでもアクセス可能にする」ことで、個人の生活や活動をより豊かに、効率的にしてくれる強力なツールです。


(私の問い)
PowerBIで作成したデータをurlを設定して公開はできないのですか

(Geminiの回答)

はい、URLを設定して公開できます

Power BIには「Webに公開」という機能があり、これを使うと作成したレポートをインターネット上で誰でも閲覧できるWebページとして公開し、そのページのURLを取得できます。

この方法で公開されたレポートは、ブログ記事やWebサイトに埋め込んだり、メールやSNSで共有したりすることが可能です。閲覧する相手はPower BIのライセンスを持っている必要はありません


 公開方法の概要

 Power BI サービスでレポートを開く: Power BI Desktopで作成したレポートをPower BI サービス(Web版のPower BI)に発行(アップロード)します。

  1. 「Webに公開」を選択: Power BI サービスで該当のレポートを開き、メニューから ファイル > レポートの埋め込み > Webに公開 (パブリック) を選択します。

  2. 埋め込みコードを作成: 確認画面が表示されるので、内容を確認して「埋め込みコードの作成」をクリックします。

  3. URLを取得: 公開用のURLと、Webサイトに埋め込むためのHTMLコード(iframe)が生成されます。このURLを共有すれば、誰でもレポートを閲覧できます。


 注意点

 完全な公開情報になる: 「Webに公開」機能で生成されたURLは、誰でもアクセス可能です。機密情報や個人情報など、外部に漏れてはいけないデータを含むレポートには絶対に使用しないでください。

  • 管理者による機能制限: 組織によっては、セキュリティポリシーによりこの「Webに公開」機能が管理者によって無効化されている場合があります。

  • データの更新: 公開したレポートの元データを更新すると、公開先のレポートも更新されますが、反映には少し時間がかかる場合があります(最大1時間程度キャッシュされることがあります)。

もし、特定の相手にだけ安全に共有したい場合は、「Webに公開」ではなく、Power BI Proライセンスが必要な共有機能ワークスペースアプリといった機能を使う必要があります。これらは閲覧者を限定できるため、より安全です。


(私の問い)

 Webに公開されたレポートは閲覧者は自由に見たい視点で見れるのでしょうか

(Geminiの回答)

はい、その通りです。そこが「Webに公開」機能の最大の魅力です。

公開されたレポートは、単なる静的な画像やPDFではありません。閲覧者は、レポートの作成者が意図した範囲内で、自由に操作し、自分の見たい視点からデータを分析できます

これを「インタラクティブ(対話的)なレポート」と呼びます。


 具体的に閲覧者ができること

 レポート作成者が設定した機能によりますが、一般的に閲覧者は以下のような操作が可能です。

  • クロスフィルター(グラフの連動): あるグラフの一部(例:棒グラフの「東京」の棒)をクリックすると、ページ上の他のグラフ(例:製品カテゴリ別の円グラフ)も「東京」のデータだけに絞り込まれて表示されます。

  • スライサーやフィルターでの絞り込み: 画面に「期間」や「地域」などの選択肢(スライサー)が設置されていれば、閲覧者はそれを使って表示するデータの範囲を自由に変更できます。

  • ページの切り替え: 複数ページにわたるレポートの場合、閲覧者は自由にページを行き来して、異なる分析の切り口を見ることができます。

  • ドリルダウン/ドリルスルー: グラフの要素を右クリックしたり、ボタンをクリックしたりして、より詳細な階層のデータに掘り下げていくことができます(作成者による設定が必要です)。

  • 並べ替え: 表形式のデータがあれば、列名をクリックして昇順や降順に並べ替えることができます。

  • ツールヒントの表示: グラフの要素にマウスカーソルを合わせると、詳細な数値や情報がポップアップで表示されます。

ただし、閲覧者ができないこと

閲覧者はあくまで「閲覧者」であり、「編集者」ではありません。そのため、以下のような操作はできません。

  • レポートの編集: グラフの種類を変更したり、新しいグラフを追加したり、レイアウトを変更することはできません。

  • 変更の保存: フィルターでデータを絞り込んだとしても、その状態を保存することはできません。Webページを再読み込みすれば、元の状態に戻ります。

  • 元データへのアクセス: レポートの元になっているExcelファイルやデータベースそのものにアクセスすることはできません。

  • 新しいフィルターの作成: 作成者があらかじめ用意したフィルター以外を、閲覧者が新たに追加することはできません。

分かりやすい例え

公開されたレポートは、「ショールームに展示されている最新の車」のようなものです。

  • できること: ドアを開けて運転席に座り、ハンドルを握り、ミラーを調整し、ナビの画面を操作してみることはできます(=自由に操作して、色々な視点から見る)。

  • できないこと: エンジンを別のものに載せ替えたり、ボディの色を塗り替えたり、その車で走り去ることはできません(=レポートを編集・保存したり、元データを持ち出すことはできない)。

このように、「Webに公開」機能は、作成者が作り上げたインタラクティブな分析の世界を、多くの人に体験してもらうための非常に強力な方法です。